電気防食工法 e-Sheet・NP工法 NETIS KT-150012-A

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特長・概要

e-Sheet・NP工法とは

e-Sheet・NP工法は、コンクリート構造物に対する電気防食工法の一種です。
e-Sheet・NP工法は、粘着型陽極材と耐候性に優れるフッ素樹脂フィルムを積層してシート状にした陽極(e-Sheet・NP)をコンクリート面に直接貼り付ける外部電源方式の電気防食工法です。

※電気防食は、鉄筋を卑に分極させることで、鉄筋腐食に関係する陽極反応の進行を小さくし、腐食速度を大幅に低減させる工法です。塩害や中性化など鉄筋腐食が問題となる劣化に対して非常に有効な工法として注目されています。

主な特長

1e-Sheet・NPの設置は、貼り付けるだけです。

2陽極材を粘着剤で貼り付けるため短絡・電食が起こりづらく、金属片除却等の前処理が軽減でき、 躯体を傷つけません。

3面状のため、安定した防食性能を有します。

4表面には、フッ素樹脂フィルムを使用しており、耐候性、美観性に優れています。

5薄く、軽いため、構造物に負担を与えません。

6品質安定性に優れた工場加工製品です。

7施工が簡便なため、経済性にも優れています。

工法概要

e-Sheet・NPの諸元/製品形状:460(幅)×1000(長さ)×1.3(厚)(mm) 質 量:450g/枚

適用

1e-Sheet・NP工法は、鉄筋コンクリート構造物の塩害対策工法です。

2e-Sheet・NP工法の効果が最も得られる劣化進行過程は、潜伏期~進展期 ※1です

3常時滞水・湿潤状態の部位(桟橋下面等)や波浪等を直接受ける部位には、適用できません。

4漏水等のある部位へ適用する場合は、止水・導水措置等の対策が必要です。

5e-Sheet・NPの耐久性は、防食電流密度を1~10mA/㎡で使用した場合、
現在進行中の促進試験値では、20年程度 ※2を想定しています。

※1: 「2007年制定 コンクリート標準示方書【維持管理編】」土木学会、塩害による劣化進行過程。
※2: 促進試験による数値であり、耐用年数を保証するものではありません。

カタログ・資料

使用材料

材料名 系統 製品説明書 規格表 SDS カタログ
e-Sheet・NP 貼付け型シート陽極 -

950.8 KB

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